
”Chai“はヒンディー語でお茶という意味で、スパイスを入れたミルクティーのことです。ネパール語では"Chiya"と言います。
インドやネパールではティータイムの飲み物と言ったらチャイ。チャイ屋さんも道端にあります。チャイ作り方は、文化や家庭によって様々ですが、今回は基本的なスパイスを使ったチャイの作り方をご紹介します。
チャイの基本スパイスは、ジンジャー、カルダモン、クローブ、ブラックペッパーです。茶葉と一緒スパイスを煮出す時は、ホールを使い、最後の香りづけにパウダーを入れます。パウダーはホールスパイスを自分で砕いて作るとより香りが増します。チャイに使う茶葉は、CTC(Crush: 潰して / Tear: 引き裂いて / Curl: 丸める)と呼ばれる粒状の細かいものだと牛乳と混ざりやすいです。インド食材店に売っています。
●本格スパイスチャイの作り方(2人分)
材料:
牛乳 300CC
水 150
CTCチャイ茶葉 大さじ1
生姜スライス 3枚
カルダモン 3粒
シナモン 3センチ
クローブ2粒
ブラックペッパー3粒
黒砂糖 大さじ2、3くらい(お好みで)
下準備:
カルダモン、シナモン、クローブ、ブラックペッパーは包丁のはら又はスパイスグラインダーで軽く潰しておく。
手順:
1) お鍋に茶葉、スパイスと水を入れて中火にかける。沸騰したら、弱火にして1-2分煮出す。
2) 牛乳、黒砂糖を加え、沸騰してから火を止める。レードルですくいながら空気をいれるように混ぜて煮込む。沸騰してからさらに1-2分煮出す。チャイの良い香りが漂ってきたら出来上がり。
3) 茶こしでこして、カップに注ぐ。
バリエーション :
季節やお好みで、シナモンやレモングラス、バラの花びら、フェンネルを入れても美味しいです。
スパイスによって、色んな効用があるので季節や体調によって使い分けてみるのも良いです。
例えば、ジンジャーやブラックペッパーは体を温めるので、寒い季節や冷えを感じる時に。
バラの花びらは体の熱を鎮静するので、夏場に。胃腸の調子を整えたいときはカルダモンを多めに。
また、牛乳が飲めない方は豆乳でも美味しく作れます。
Maki Sagara