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自然の薬局 〜ニームの力〜


科・属:センダン科インドセンダン属

原産地:インド

学名:Azadirachta indica

英名:ニーム

和名:インドセンダン(印度栴檀)

サンスクリット語:Nimba

アーユルヴェーダにおいて重要なハーブのひとつであるニームは、サンスクリット語の「Nimba」からつけられた名前です。「Nimba」は「健康をもたらす」という意味で、ニームの葉や樹皮は多くの薬効があり「自然の薬局」「万能薬」と言われています。



ニームの木って?

ニームの木は15m~20mの高さに達する早生樹です。常緑樹ですが、厳しい寒さの元では葉が落ちることもあります。枝は幅広く広がります。



虫除けのハーブ、ミラクルニーム

近年では自然派の虫除けハーブとして、日本でも親しまれています。ちょうど、今の時期(5月、6月)園芸店でニームの苗が売っていました。ニームをお部屋やお庭においておくと蚊やゴキブリ、アリなどが寄ってこなくなるのです。まさにミラクルニームの愛称がピッタリです。ニームの葉をドライにして、洋服ダンスに入れておくと虫除けになります。

アーユルヴェーダにおけるニーム

ニームはとてもパワフルな血液浄化のハーブです。ニームの葉や樹皮の持つ苦味成分が熱を冷やし、肌の炎症や膜組織の炎症である潰瘍の毒素浄化、殺菌作用があります。

夏、気温が上がってくるとピッタ(熱)が私たちの体内でも増えていきます。そうすると、炎症系の不調が出やすくなります。日常的によくあるのが肌の炎症。湿疹や赤み、かゆみ、水虫などにニームの薬効成分、殺菌作用が有効です。ニームのハーブ風呂、ニーム石鹸、ニームクリームなどが皮膚の炎症系トラブルにオススメです。

また、ニームの葉、樹皮や種からできたニームオイルは昔から、アーユルヴェーダでは関節炎の治療に使用されてきました。特にニームの種は関節の炎症、痛み、晴れを和らげます。

ニームの歯磨き


アーユルヴェーダの古典「アシュタンガフリダヤ」は、朝トイレに行ったあと、ニームの枝で葉を磨くように伝えています。北インドの田舎では今でもそこら辺に生えているニームの枝で歯磨きするのが日常のようです。インドのスーパーや薬局ではニーム入りの歯磨きが売られています。ニームの歯磨きは、口の中の細菌、真菌の増加を抑制し、歯周病の予防に役立ちます。また、ニームの葉を煮出したニームハーブウォーターでうがいをすると虫歯、歯肉炎の予防になります。


ニームのヘアケア


ニームオイルはアタマジラミやフケに効果的です。頭皮の乾燥やかゆみ、乾癬にもニームオイルが使われます。体内のピッタの乱れは抜け毛や白髪、ハゲに関係しているので、ニームのホームレメディが役立ちます。


〜ヘアケアホームレメディ〜


  • ニームオイルを夜寝る前に、はげている部分に塗って翌朝洗い流します。はげている部分の育毛、他の髪の毛の脱毛を予防します。


  • ニームの葉を煮出した水で髪の毛を洗髪すると、抜け毛の予防になり、髪が黒く美しくなります。ただし、このハーブウォーターは目に入らないように気をつけてください。目に染みます。


  • レモンとニームのペーストを頭皮に塗るとシラミを取り除き、髪の育毛を促進します。

その他、疲れていてエナジーアップしたい時に、体のピッタ(熱)が増えているなと感じる時に・・・


ニームの葉をそのままでも良いし、少量の蜂蜜とともに噛んで食べると疲れを取り除き、ピッタを整えます。ぜひ試してみてください。


Maki Sagara