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シロダーラ(Shirodhara) 〜脳のマッサージ〜

シロダーラ(Shirodhara)はアーユルヴェーダのトリートメントのひとつで、パソコン作業やオーバーワークで疲弊した現代人の脳を癒すのに最適なトリートメントです。


Shiro(シロー)は頭、Dhara(ダーラ)は流れを意味します。シロダーラポットに温めたオイルやミルクを入れて、額にオイルを垂らしていく療法ですが、実際、オイルを垂らして何をしているかというと、額や頭のマルマというポイントを刺激していくのです。





マルマは、私たちの生命エネルギーがスムーズに流れるように助ける場所、ゾーンであり、鍼灸でいうところのツボのような場所です。東洋医学において健康であるためには、自然の生命エネルギーが体内の経路をスムーズに流れていなければならないとされます。



生命のエネルギー「プラーナ」


「プラーナ」は、体が傷ついたとき、長い間よくない姿勢をとっていたとき、感情が乱れたとき、情緒不安定なとき、そして全身のプラーナの流れに影響するような病気や疾患にかかったときに、そのエネルギーの流れが妨げられて淀んでしまいます。


シロダーラでは、主に額の中心、髪の毛の生え際にある「カパーラマルマ」や、額の真ん中にある「スタパ二マルマ」頭の頂点「ブランマランドラマルマ」を扱い、脳神経をリラックスさせていきます。

チャクラでいうと、頭の頂点である「サハスラーラチャクラ」(第7チャクラ)や瞑想などで意識を向けたりする”第3の目”、「アジューナチャクラ」(第6チャクラ)に対応する場所です。オイルを垂らしてこれらのマルマを刺激し、プラーナの流れをよくしていきます。


ちょっと小難しく書きましたが、私がアーユルヴェーダを本格的に学ぼうと思ったきっかけは、南インドのアーユルヴェーダ病院で受けたシロダーラでした。上記に書いたようなマルマやチャクラは、その頃はあまり理解していなかったのですが、シロダーラを受けた瞬間その時溜め込んでいた感情、ストレスがふわーっと解放されていき感動したのを今でも覚えています。



忙しく、心配事が多く、脳が疲れている現代人

いつも時間に追われていて、いつも何かに急いでいて、常に何かの心配や不安を抱えている現代人。ストレスの解放に、このシロダーラはとても適しています。温かいオイルを一定の速度でマルマに流し続けていくことで、不思議なことに目に見えなくて、知らず知らずのうちに溜め込んでしまう感情や考え、ストレスを解放することができてしまうのです。


何を食べるか、何をするのか、どう答えるのか、何を選んでいくのか、全ての行為、行動は私たちの脳が司令を出しているので、その司令塔である脳が疲れて機能しなくなっていくと、すべてがグダグダになってしまうわけです。


私たちの意識や考えは光よりも早いスピードで動いていて、留まることを知りません。これに満足してもまた次、これを得られたら、もっと上に、そして次も、、となってしまうのが私たちの常です。心当たりがある方も多いのではないでしょうか。ですがこの状態がエスカレートしてしまうと、アーユルヴェーダでいうヴァータ(風のエネルギー)が乱れ、いつもマインドが忙しい状態、神経が緊張した状態になります。つまり脳のオーバーワークとなってしまいます。それはとても辛い状態です。



先進国では認知症になる確率がすごく高いですが、忙しい現代社会の代償ともいうべきものでしょうか。脳がオーバーワークのまま、つまりヴァータが悪化したままだと、年齢とともにさらにヴァータが増悪して、脳神経がうまく機能しなくなってきてしまうのです。



温かいオイルをたっぷり頭皮から浸透させてマルマを刺激していくシロダーラは脳神経の緊張を和らげて、脳の若返り、脳細胞の活性化に役立ちます。



女性だけでなく、ストレス社会で戦う男性にもオススメです。



Maki Sagara